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自然に生まれた木っ端の形がお雛さまにみえて
2012年の秋号から2015年の夏号まで計12枚、季刊誌「和的生活通信」の表紙を描き下ろしていただいていた水墨画家・小森文雄さん。伸びやかで自由な筆致と対象への優しい眼差しの表紙を毎号楽しみにしていました。今回は先生の作る木っ端のお雛さまと、50年以上かけて蒐集された日本各地の郷土人形を京都・北山のツリーズビル2階、北山カフェヨージクにて展示されることとなりました。
こっぱひなは、薪割りをしていたら飛び散った木っ端がお雛さまに見え、作ったという小森文雄独自のもの。木っ端の形をそのまま生かし、一つ一つ手描きで描いており、同じものは二つと無いのです。
雛まつりは、五節句のうちの『上巳の節句』といわれ季節の変わり目に健康を祈り、厄を払う日とされてきました。今年は素朴な小森文雄が描く雛人形を楽しんでみませんか

半世紀たっても出会いの感動が色あせない高松張子
18歳の頃に宮内フサさんが作った高松張子のほうこうさんに出会ってから、その魅力の虜に。全国の素朴な郷土人形の蒐集を始めたそうです。今回が初めてのお披露目、日本全国各地のお人形がカフェの棚に所狭しと飾られています。

◾️2020年2月8日(土)〜 2月24日(月祝)
11:00~20:00
◾️北山カフェヨージク 京都市北区上賀茂今井河原町ツリーズビル2階
TEL.075(722)8087
※10、17、18日休み
※展示室内は撮影可