見目麗しい冬ならではの上品なお菓子
冬の和菓子1 二條若狭屋の花びら餅
新年に宮中では長寿を願い、餅の上に赤い菱餅を敷き、その上に猪肉や大根、鮎の塩漬け、瓜など固いものをのせて食べる『歯固めの儀式』が行われていました。それが徐々に簡略化され「宮中雑煮」と呼ばれる餅の中に食べ物を入れる形に変わり、鮎はごぼうに、雑煮は餅と味噌餡に変化して花びら餅となったといわれています。明治時代には裏千家がこれを使用することが許され、新年のお菓子として一般にも親しまれるようになったそうです。
二條若狭屋 http://www.kyogashi.info
Tel. 075-231-0616
京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
大正六年創業以来、手作りで菓子を作り続け、懐中しるこ「不老泉」、「ふく栗・やき栗」、「家喜芋」などの銘菓を創作。
冬の和菓子2 聚 洸 の上用饅頭「雪の華」
上用饅頭は薯蕷饅頭とも書き、薯蕷とはヤマイモのことです。すりおろしたヤマイモ、上新粉、砂糖を練り合わせた皮で、あんを包んで蒸した紅白饅頭に代表されるシンプルなもの。それだけに、店の力量が分かるお菓子といわれています。雪の結晶を焼印した「聚洸」さんのお饅頭は、小さなサイズで、味わいもすこぶる上品。番茶というより、緑茶か抹茶で頂きたいものです。
御菓子司 聚 洸(じゅこう) http://aquadina.com/kyoto/spot/6302/
Tel. 075-431-2800
完全予約制
薯用饅頭「雪の華」1個入380円(税別)
賞味期限は当日中 地方発送不可
冬の和菓子3 二條若狭屋の縁起菓子「絵馬」
お正月ぐらいは、縁起を担ぎ、その年の干支に因んだものを用意して、気分も新たにしたいものです。「二條若狭屋」さんの干支の絵柄が焼印された『絵馬』を型どった縁起菓子を毎年楽しみに購入される方が多いとか。煎餅とカステラの間のような食感としっかりした味噌松風の風味が京都らしい焼き菓子です。紐の部分が昆布になっています。
二條若狭屋 http://www.kyogashi.info
Tel. 075-231-0616
京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2
「絵馬」1枚300円(税別)
5枚箱入り1600円(税別)
12月中旬〜1月末の限定商品
地方発送可