春色満載、季節を感じるピンクの和菓子

春の和菓子1 亀屋清永の道明寺羹 都の春
道明寺羹(どうみょうじかん)とは、寒天と砂糖を煮詰め冷やし固めた琥珀(こはく)に、もち米から作られる道明寺粉を溶かし、枠に流して固めた上生菓子のこと。みぞれ羹とも呼ばれています。
写真は道明寺羹に抹茶羊羹を合わせた亀屋清永の『都の春』。雅な春の景色がひろがります。
薄紅色に染めた琥珀の中に白い粒が透けて見え、まるで桜満開の風情。白小豆の粒は眼の前を舞い散る桜の花びらのようです。
「都の春」半棹 850円(税別)
期間限定:3月上旬〜4月上旬
賞味期間:27日
地方発送:可
亀屋清永 https://www.kameyakiyonaga.co.jp/
春の和菓子2 二條若狭屋の上生菓子 しだれ桜

見どころの多い春の京都ですが、京菓子の世界も同じく、みているだけで、春の気配が感じられる主菓子が店頭を飾り、目移りしてしまいます。なかでも、創作和菓子で定評のある、「二條若狭屋」の『しだれ桜』のなんて、可憐で風雅なことでしょう。白から淡い桜色にかわる色彩と繊細な曲線美に魅了されます。中は白あん、外側は、ういろうを薄くのばしたもので、頂くと見た目よりボリュームがあるのも、驚きです。
上生菓子「しだれ桜」1個350円(税別)
期間限定:3月上旬〜4月中旬頃賞味期限は当日中。要予約。
二條若狭屋 http://www.kyogashi.info/
春の和菓子3 俵屋吉富の桜大福

親しみやすい庶民のおやつといった大福餅も、京和菓子の老舗が作れば、こんなにも上品な味わいになるのかと思わせてくれる「俵屋吉富」の【桜大福】。餅粉と砂糖を蒸して、水飴を加え、加熱しながら練り上げる求肥(ぎゅうひ)に、桜花が加えられ、淡いピンク色に。立春から桜が楽しめる4月中旬までの、見た目も春らしい季節限定商品です。
程よい甘さの粒あんに濃い目にいれたほうじ茶が、よく合います。
生菓子「桜大福」3個入800円 箱入(税別)
※週末限定販売(予定)