数寄者杉本博司に学ぶ、取り合わせの妙
日本の多くの住宅から床の間が消えてから、掛け軸や屏風が私たちの暮らしから遠いものとなってしまいました。作品を「表具」でしつらえる楽しみをクールに示してくれるのが、今回の「飄々表具-杉本博司の表具表現世界」です。
《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家 杉本博司。その活動は古美術蒐集、建築、庭園、舞台演出、インスタレーションなど多岐にわたり、また自身の作品や古今東西の蒐集品を、古裂などを用いて独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てており、こうした作品は「杉本表具」と呼ばれてきました。
本展は、自身の写真を掛軸・屏風・額といった様々な形式のフレームで飾った作品を展観する第一部と、「杉本表具」と細見コレクションの競演の二部で構成し、表具の持つ表現の可能性を探っています。「表具」への固定観念が覆され、新鮮に感じられる展覧会です。
細見美術館
■京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
TEL. 075-752-5555
■2020年4月4日(土)〜6月21日(日)
【前期】4月4日(土)〜5月17日(日)
【後期】5月19日(火)〜6月21日(日)
10:00~18:00(入館17:30まで)
■休館日
毎週月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
細見美術館
■京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
TEL. 075-752-5555
■2020年4月4日(土)〜6月21日(日)
【前期】4月4日(土)〜5月17日(日)
【後期】5月19日(火)〜6月21日(日)
10:00~18:00(入館17:30まで)
■休館日
毎週月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
※会期中、展示替あり
※展示室内は撮影不可(許可を得て撮影しています)
今後の急激な状況の変化により、止むを得ず展覧会の休止および開館時間の変更等が発生する場合がありますので、予めご了承のほどお願いします。